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「素敵な人生を送るために人生の目標を見つけよう!」
有名な「ウサギとカメ」という昔話を知らない日本人は、おそらくほとんどいないと思われます。ウサギとカメが山の頂上に向かって競争をするお話ですが、ウサギは、常にカメを気にしカメが、このくらいだから、休もう、寝ていても大丈夫だろう、結果負けてしまうお話です。ウサギは、人ばっかり気にし、自分の本来の力が生かせなかったわけです。カメは、ウサギでも、ねずみでも、ライオンでも、だれでもよかったわけです。なぜなら、かめは、常に、山の頂上、自分の目標だけを、見つめ一歩ずつ、一歩ずつ丁寧に大事に、走ることなく精進したから最後に勝ち得たのではないでしょうか。かめには、もう一つの呼び名があります。五つの蔵と書いて「五蔵」と言います。これは、辛く苦しい時、危ない時には、頭を引っ込め、手足を引っ込め、五つを、身体にしまう事から『五蔵』と言うわけです。絶えがたきを耐え忍びがたきをしのび文句を言うことなく後ずさりすることなく精進するカメ的人間が、成功の秘訣では、ないでしょうか。人生において辛い事や、苦しい事、悲しく泣きたい時もあります。しかし、それを結果として乗り越えるのは、他人でなく自分自身なのですから、素晴らし人生を送るには、きちんとした人生の目標を考えることだと思います。じゃ、どのように、人生の目標を立てたらよいのでしょうか。私は、事あるごとに遺言状を書いてみなさいと檀家の皆さんには、教えております。それは、死を見つめる事によって逆に精一杯生きる力が湧いてくるからです。日蓮上人は「臨終の事をなろうて、後に他事をなろうべし」と言われております遺言状を書くことにより今、何が本当に大事か、自分に足りないところは何か、また、何を自分がすべきかが、鮮明にわかってきます。ある人は、もっともっと親孝行すればよかったとか、なぜ、あんな事をしてしまったのか、懺悔のこころが芽生えたり、反省や感謝の気持ちが顕れ、そこから他者への思いやりや、他者への優しさが始まるものと思います。万人に訪れる 死 を切実に感じることで、生きる瞬間、瞬間がお互いにとっていかに貴重であるのかを悟り、そこから、改めて、人生の目標が見えてくるのでは、ないでしょうか。二度とない人生だから素敵な人生を送りましょう。
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